咽頭 炎 と は。 「咽頭炎」の症状を医師が解説―治るまでの期間はどのくらい?長引くのはなぜ?

「咽頭炎」の症状を医師が解説―治るまでの期間はどのくらい?長引くのはなぜ?

咽頭 炎 と は

もっと見る 咽頭炎には、うつるものとうつらないものがあります。 そもそも『咽頭炎』とは、のどの『咽頭』とよばれる部分の粘膜に炎症が起こった状態です。 この記事では、どのような咽頭炎はうつるのか、また、赤ちゃんにうつらないようにする方法、かかったときの対処法について解説します。 咽頭炎はうつるのか 1. 急性咽頭炎は「うつる」 『急性咽頭炎』は、人にうつります。 急性咽頭炎は、かぜのウイルスや細菌に感染することでかかります。 粘膜に炎症がみられ、のどが赤くなります。 急性咽頭炎は、かぜやインフルエンザの症状のひとつなので、かぜと同様にうつることがあります。 慢性咽頭炎は「うつらない」 『慢性咽頭炎』の場合は、人にうつりません。 慢性咽頭炎は、喫煙や飲酒、ほこり、排気ガスなどが原因で発症します。 発症する原因が、ウイルスや細菌など、他の人に感染するものではないので、うつりません。 常に、のどのつまりやいがらっぽさが続くなどの症状があらわれます。 急性咽頭炎はどうやってうつる?感染経路について 1. 急性咽頭炎の感染経路 たんや鼻水、せきによってうつる 急性咽頭炎の症状である『たん』や『鼻水』、せきをしたときに飛ぶ『唾液』には、ウイルスが含まれています。 それが他の人に飛ぶことでうつる『飛沫感染』によって、感染が広がります。 ウイルスが手すりなどに付着し、触った人にうつることも また、鼻水に含まれるウイルスが皮膚や器具、手すりなどに付着し、それを触った人がうつることもあります。 急性咽頭炎に感染すると…からだの中で起こること 急性咽頭炎に感染すると、鼻腔や喉頭に付着したウイルスが増殖して、『感染症』を起こします。 感染症により、皮膚や粘膜などの上皮組織を形成する『上皮細胞』の性質が変化して、のどの粘膜が腫れます。 急性咽頭炎の感染を予防したい!どうしたらいい? 咽頭炎の感染を予防するために、 こまめな手洗い・うがいを心がけましょう。 また、普段から栄養バランスの良い食事をとる、疲れやストレスをためないようにするなど、 免疫力が低下しないようにすることも大切です。 ママ必見。 赤ちゃんの急性咽頭炎の予防について 外から帰ったら手を拭き、人混みやほこりは避ける 赤ちゃんが急性咽頭炎にかからないようにするためには、 家に帰ったら手をふく、人混みやほこりを避けるなどの対策をとる必要があります。 赤ちゃんは、手の届く所にあるものは何でも触ったり、口の中に入れたりして、それが何なのかを確かめようとします。 これは赤ちゃんに必要な行動ですが、ウイルスや細菌が手から口へと入り、感染することもあります。 特に外出時は、大人がしっかりみるようにしてください。 お母さんが咽頭炎に感染したら…!注意すること お母さんが急性咽頭炎にかかったら、赤ちゃんにうつらないよう注意しましょう。 口うつしでご飯を食べさせないようにして、料理をするときは、使い捨ての手袋を着用することも、感染予防になります。 赤ちゃんの様子を確認! 加えて、普段から赤ちゃんの様子を観察することも大切です。 病気にかかっても早く気づけるように、次のことを特に確認しましょう。 ・機嫌は良い?表情がいきいきしているか ・よく動き、いろいろなものに興味を示すか ・普段通りの食欲があるか ・だっこしたときの体温に変化はないか ・うんちやおしっこの回数、量、においの変化はないか ・肌や耳に発疹が出ていないか ・鼻づまりはないか これらを朝の着替えや、おふろ上がりなどに確認するようにしましょう。 朝の着替えやおふろ上がりのあとなどに確認すると病気に早く気づくことができます。 咽頭炎になったら…自分でできる対処法 1. 咽頭炎の痛みを和らげるには、どうしたらいい? 咽頭炎でのどが痛いときは、 『うがい』をしたり、乾燥を防ぐため『加湿器』や『マスク』をつけたりすることをおすすめします。 食欲がないときは、喉ごしのよいうどんやおかゆを! 咽頭炎にかかると、食欲が落ちることも 咽頭炎にかかると、のどの痛みから食欲が落ちることがあります。 咽頭は、食べ物の通路である『食道』でもあります。 中でも咽頭は、食べ物を飲み込む役割をになっているため、炎症が起こることでのどが腫れ、食欲の落ちる原因になります。 水分が多く、やわらかい食べ物がおすすめ 咽頭炎にかかったら、水分が多く、やわらかいものを食べることをおすすめします。 そうした喉ごしの良いものの方が飲み込みやすいです。 『うどん』や『おかゆ』、『野菜スープ』などがおすすめです。 熱があるときは、水分補給をしっかりおこなう 咽頭炎にかかり、熱があるときは、 脱水症状の予防を心がけましょう。 『経口補水液』や『イオン飲料』は、消化吸収がよく、胃腸へ負担をかけずに水分を補給できます。 高齢者の場合は、のどの渇きを感じにくいため、のどが渇いていなくても、こまめに水分をとりましょう。 咳が出るときは、加湿器などで乾燥を防ぐ 咳が出るときは、部屋の乾燥が悪影響を及ぼしてしまいます。 加湿器などを用いて 部屋の乾燥を防ぎましょう。 赤ちゃんが咽頭炎にかかったら、どう対処する? 赤ちゃんは脱水症状になりやすい 赤ちゃんが咽頭炎にかかったら、少量ずつでも水分をしっかりとることを心がけましょう。 赤ちゃんの場合は 熱や下痢から、脱水症状を起こしやすいので注意する必要があります。 新生児は体重の約80%が水分ですが、3~5歳ごろまでには、大人と同じ55~60%に減ります。 赤ちゃんは体重あたりの体表面積が大きいため、脱水症状になりやすいです。 水分がとれないようであれば、早めに小児科へ 食べることを嫌がる場合は、無理におっぱいやミルク、離乳食を食べさせる必要はありません。 水分がなかなかとれないようであれば、早めに小児科を受診してください。 まとめ 咽頭炎には、うつるものとうつらないものがあります。 心身ともに安静にすることで、自然と治ることもありますが、症状が進行すると『中耳炎』などの病気を引き起こすこともあり、注意が必要です。 心配な症状があれば、早めに病院を受診しましょう。

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咽頭痛

咽頭 炎 と は

はのどに起こる炎症のことを指し、のどが痛む、赤くなる、腫れる、 白苔 はくたい (白い苔状のもの)や 膿 うみ の栓がつくなどの症状が起こります。 咽頭炎は急に発症し、比較的短期間で改善する「」と、その炎症が長く続く「慢性咽頭炎」の2つに分けられます。 誰でもかかり得る咽頭炎ですが、その原因にはどのようなものがあるのでしょうか。 また、人にうつることはあるのでしょうか。 この記事では、咽頭炎の原因や感染経路、予防方法についての疑問に医師がお答えします。 咽頭炎の原因は? 一般的には、「」と「慢性咽頭炎」の2つに分けられます。 急性咽頭炎 急性咽頭炎の原因となる病原体にはウイルスと細菌があります。 慢性咽頭炎 慢性咽頭炎の発症には副鼻腔や鼻の炎症を伴っていることがあり、これらの炎症が原因で鼻とのどの加湿機能が低下し、炎症の広がりに関係しているとされています。 このような場合には、のどの乾燥による痛みや違和感、異物感を伴い、長引くこともあります。 咽頭炎は人にうつるの? では原因がウイルスもしくは細菌であり、どちらであっても接触などによって人にうつる可能性があります。 感染経路には咳やくしゃみ、手指を介するものがあるため、急性咽頭炎を患っている人だけでなく、周囲の方も感染予防のために手洗いやうがいを行うことが重要になります。 急性咽頭炎に対して、慢性がうつることはまれです。 慢性咽頭炎は、炎症が広範囲に及ぶことによって痛みなどの症状がみられますが、人にうつることは少ないとされています。 咽頭炎にかかったら学校や仕事を休むべきなの? はなどとは異なり、仕事や学校を休む目安は定められていません。 また、日本ではに関する明確な治療ガイドラインは示されていません(2019年10月時点)。 そのため、一般的には症状を考慮し、その重症度によって休むことが考慮されます。 急性咽頭炎では重症度を示す指標があります。 そのなかでは、咽頭に違和感以上の痛みがあり、37. 5度以上の発熱、咽頭の赤味が中等度以上のものなどでは、中等症以上の急性咽頭炎であると示されています。 このような状態の場合、学校や仕事を休む目安になると思われます。 慢性咽頭炎の炎症による症状は、急性期と比較して軽度であることが多いです。 この場合、腫れなどによって呼吸苦がない限りは仕事や学校を休む必要は少ないでしょう。 ただし、症状を何度も繰り返す場合には病院の受診を検討し、状態を確認することが必要です。 咽頭炎を予防するためには何をしたらよいの? はウイルスもしくは細菌によって感染するため、予防では手洗い、うがいをすることが大切です。 外出した際や人が多い場所から戻った際は、特に手洗いとうがいを念入りに行いましょう。 ウイルスや細菌が口、鼻から入ることを防ぐためにはマスクをすることも有効です。 マスクはこのような感染経路を断つ効果に加え、鼻周辺を自身の手で触れてしまうことを防ぐ効果も期待できます。 また、ウイルスの中でもウイルスは毎年冬に拡散する傾向があります。 このため、特に冬期間の感染予防が大切になります。 このような感染の予防は急性咽頭炎、慢性を防ぐために大切です。 慢性咽頭炎は広範囲の炎症からのどの違和感を伴うことが多いです。 予防としては、部屋の空気をきれいに保つことや加湿することで効果が期待できます。 また適宜、加湿器の使用を考慮することも大切です。 最後に の原因はさまざまで、場合によっては学校や仕事を休む必要もあります。 予防は上記で解説したこと以外にも免疫力を高めておくことなどが大切であり、偏りのない食事と十分な睡眠をとることも心がけましょう。

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慢性上咽頭炎を完治された方はいますか?

咽頭 炎 と は

は、咽頭(鼻の奥からのどまでの部分)がウイルスや細菌の感染により炎症を起こしている状態のことをいいます。 一般的には、急性炎症で発症する「」と、その炎症が長く続き慢性化する「慢性咽頭炎」があります。 日常的にかかることが多い病気ですが、どのような症状が出るのでしょうか。 また、どのくらいの期間で治るのでしょうか。 この記事では、咽頭炎の症状や受診目安などの疑問について医師がお答えします。 咽頭炎の主な症状は? はのどに起こる炎症のため、のどが痛む、のどに赤みや腫れがある、 白苔 はくたい (白い苔状のもの)や 膿 うみ の栓がつく、熱が出るなどの症状がみられます。 急性咽頭炎 上記症状以外に、声が出なくなったり、食べ物を飲み込みにくくなったりします。 これらは炎症初期から現れ、の代表的な症状と考えられます。 慢性咽頭炎 急性咽頭炎のような咽頭の炎症が長く続き、喉頭まで広がったものが慢性咽頭炎です。 喉頭の腫れを伴うと気道が狭くなり、息苦しさを感じる場合もあります。 症状が治まるまでの期間はどれくらいなの? では軽症の場合、比較的短期に症状が軽減することが多く、およそ4~7日程度で改善することもあります。 しかし、炎症の程度が強く、発熱などのほかの症状も伴う場合は、治癒するまでより長い日数を要することもあります。 慢性では、炎症の範囲が広く、薬などの治療で改善されない場合は点滴を要することがあります。 この場合には入院治療が実施されることもあり、長期間の治療を要するでしょう。 咽頭炎が長引いたり繰り返したりするのはなぜ? では、咽頭に痛みがある、発熱があるなどの場合には、炎症を抑える薬やうがい薬での治療が行われます。 このような治療によって多くの場合で症状が和らぎますが、周囲に炎症が広がっている場合は炎症が長引いたり、いったん和らいでも繰り返したりすることがあります。 ほかにもによってのどへの刺激が続いていたり、飲酒によって炎症を起こしやすくなっていたりする状態では、症状の改善に時間を要し、炎症を繰り返すこともあります。 また、治療において必要な薬が使用されない場合や必要な薬でも量が少ない場合は、十分な治療効果が得られないことがあります。 そのような場合では炎症が慢性化し、慢性になることもあります。 慢性咽頭炎では、炎症が周囲に広がっていることも多く、治療が遅れることがあります。 どんな場合に病院を受診するべきなの? 咽頭の痛みがあったり発熱があったりする場合には、炎症を抑える薬や、うがい薬などでの治療を要することがあるため、病院への受診を検討するようにしましょう。 特に炎症の程度が強く、仕事や学校に行くことができないほど疲労し、食事がとれない、38. 6度以上の発熱がある、咽頭の発赤と腫れが顕著であるような重症例では薬物療法を要します。 炎症が強い状態では、咽頭周辺の腫れのため呼吸が困難になることもあります。 このような状態では早急の受診を検討しましょう。 そのほか、高齢の方や基礎疾患(もともとの体の病気)を持つ方は2次感染を起こす可能性が高く、細菌感染を発症した場合に重症化しやすくなるため、早めの受診が望ましいです。 炎症が広がった慢性では、のどの違和感や痛みが症状として現れることが多くなり、これらは急性の炎症よりは比較的軽度です。 しかし、年に何回も症状が現れる際には受診することを検討しましょう。 、慢性咽頭炎は、ともに耳鼻科で対応が可能です。 最後に 軽度のでは特に治療を行わなくても改善することがありますが、気になる症状がある場合は、早めに受診を検討して医師に相談するようにしましょう。

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