遠見 真矢。 蒼穹のファフナーシリーズの登場人物

ミツヒロ・バートランド

遠見 真矢

遠見真矢(とおみ まや)とは、・の作品『』、および同名ノベラの登場人物である。 : 概要• 生年日: 1年()• 体重: kg• : 上から、はちじゅう… B・W・H81• 好きな物: ミング、の匂い に暮らす、ミングがの明るく活発な。 心地よいどこか甘いが特徴的で、よりも想い出を大切にする的思考の持ち。 で一の診療所「遠見医院」の院長・の末。 ・子ものであるの次女だが、自身はも上手く巻けないほどの。 ついでにもできない。 とは親友であり、共に一騎へ好意を抱く仲だが、気持ちを伝えたくとも上手くいかないを知る遠慮している。 一騎はにを特別視し、はを密かに想い、はに想いを寄せているため、かなり関係が複雑化している。 これがのドッグである。 人類の・文化を保存するための「アー・」を遂行する要塞艦「」()においては、その防衛を担う人「」のとなるべくして生まれたたちのひとり。 敵である「」の因子を遺伝子に組み込まれ、人工によって誕生した存在である。 同様のたちに特有の「」を発現させており、の場合は極めて優れた観察と洞察という形をとっている。 例えば、顔や仕を見るだけで他人の考えを見透かしたり、心情をなんとなく察することができ、中でも幾度となく発揮される。 ただし、総士が自分に寄せる想いにだけは気づかない。 訓練における内的(心の)は、「に覆われ、自分の周囲だけ凪いでいて波がなく、面のようなの上に浮かんでいる」というもの。 蒼穹のファフナー Dead Aggressor(第1期) 当初、ジェック・の形成率は均値だが"身体的な"がある、として補から外れ、Cでオーターを担当する。 そのため自分だけに乗って戦えない事にを抱いていたが、後半にの子による竄が発覚し、の一員となって戦うことを決める。 本来の形成値は一騎に次ぐ極めて高い適性を示していたが、同化現への値が低く抑制が的に必要とする。 の結果、特に長射撃に非な資質をみせ、でのでは後方からを担当した。 (からは、ともども「彼方を見る眼差しに優れている」と評されている) なお、実際に適正だったものの、(そもそも高すぎる観察が実戦に不向きと考えていた)総士がを勧めた裏には、彼の個人的感情も少なからずあったことがによって示唆されている。 「そういうの、ひいきっていうんだよ?」 搭乗するは、戦特化のゥング・「 ・ジー(Mk. の発揮する適性に合わせ、に遠用「トゥース」を装備して地上後方からを行うため、中の飛行は少ない。 また、搭乗時は一体化にともなう(変性意識)によってなほど冷静沈着な性格となる。 この状態は敵への恐怖や怒り・焦りが一切なくなるが、思いやりや優しさは変わらず保っている。 (の命のなどには動揺が見られる) なお、この際の極端になと、的なまでに淡々とをこなす姿から、の間ではしばしば 「マークゴルゴ」と呼ばれている。 参戦直後から防衛において戦の一を担い、のからも事生還し、ではへ帰り着く一騎を出迎えた。 のミングは、幼いころに別れたの面をめてのものだったが、後の決別によって以前のように山を登ることはなくなっている。 蒼穹のファフナー HEAVEN AND EARTH(劇場版) となり、普段はに通いながら一騎と一緒に「喫〈〉」でとして働いている。 一騎への思いは変わらないが、それを彼に伝えるつもりはない。 の一騎はが悪化しているので。 同化現の進む一騎の負担を減らすためために積極的にに出撃する。 引き続きジーに搭乗。 今作ではに戦を担当し、最前線で中核戦として活躍した。 そのため飛行時に取り回しの利くに装備を変更している。 トゥースの方はツェンが装備する事となり、その際新たに担当となった・へやフォローをする立場となった。 ちなみにこの暉、と更にはのである里奈の双方から慕われている。 どれだけ錯綜するのか、のドッグ 「()じゃないじゃん」との変化に戸惑うもいたようではあるが、前述の通り機体としてはこちらの方が本来の使い方である。 蒼穹のファフナー EXODUS(第2期) 19歳。 『同胞殺しと紛争調停者』 後、「喫〈〉」の手伝いを続けながらのへ進み、剛でから「ケストレル」の飛行教練を受けている。 外からやって来た人類軍のから、自身とは異であると知らされる。 当初は動揺するも、の助言もあり彼を受け入れる姿勢になった。 姪である美羽を守るため、外部隊に参加。 部隊のとしてを縦横尽に飛び回り、ありとあらゆる『敵』を撃つようになっていく。 のが適正でほぼしたなか一現役で続けており、変わらず想い続ける一騎の居場所を守るため、積極的に戦いに出る。 一騎にとっての存在は心の支えであり、総士からも強く信頼を置かれている。 そしてやはり自分へ向く気持ちには気付いていない… なお、 ので考え方や振る舞いが的なものに近づきつつある。 姪である美羽に同行するため最後の任務としてシュリーナへの外に赴くも敵の襲撃同化されたを撃たねばならないや そして、守るためとはいえ交戦規定を実行するを撃墜したことでの親世代が望まなかった初めて人を殺すこととなり、以後暗いを落としていた。 人類軍に連れ去らわれた後はより新トル・「レゾン」のを強要しゆくゆくはの後継者として見いだされようとしていた。 ミツの手引きにより脱出したはスを壊滅させた後自らの命を懸けた交渉ヘの交戦規定を撤回させた。 へ帰還後はがいなくなったことを知り、その後一騎たちとを迎えた。 第五次においてはを発動し人類軍のを殺さずに効化するもに口を向けられ、それをうとするもが発したことで難を逃れた。 そして、美羽からはの最期を知った後からこれまで守ってくれたことへのお礼の言葉をもらっている。 小説版『蒼穹のファフナー』 戦いに慣れることへの恐怖を抱く一騎に対し、だった頃を忘れないと告げるなど、彼の精的な支えであるという立ち位置は同じ。 関連動画 関連商品 関連項目• の登場人物 の達 一騎世代 遠見真矢 広登世代 央世代 特殊な存在 の達.

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遠見真矢(松本まりか) Angel arrow 歌詞

遠見 真矢

『』終了時点の記事です。 BEYONDでどうなるかわかりません。 CDドラマ『THE FOLLOWER2』のネタバレあり。 一騎と真矢ちゃんの間には、長く間近にいた者同士の、一言では言い表せない関係があります。 距離が近く、互いを心の支えにしている男女。 あたりまえのように。 結ばれる理由があるのではなく、結ばれない理由が特にない。 は磁石のNとSなので。 しかし一騎と真矢ちゃんは恋愛関係になりませんでした。 ということは、自然な流れで「結ばれなかった」のではなく「結ばせなかった」強力な力学がふたりの間に働いていたと見るべきでしょう。 それがなんだったのか。 ふたりはいかに結ばれなかったか。 その結果どういうことが起こったか。 「一騎が異性と恋愛しなかったことで何が起こったか」は以前まとめましたが、今回は一騎と真矢ちゃんに的を絞ります。 一騎・真矢双方による回避 代表的なところをかいつまむなら無印での一騎脱島事件あたりでしょうか。 真矢「本当に来てほしい人は……」 真矢(あたしじゃないよ、きっと……) (『』13話) 一騎「は……?」 (『』15話) 一騎は真矢ちゃんを求めていないと真矢ちゃんの口から言わせてわきまえさせる。 このふたりを結ばせるのがゴールではないのだと説明させる。 一騎は真矢ちゃんよりもを求めているのだとほかならぬふたりによって実感させられます。 真矢ちゃんはさらに14話で「翔子もわかってたんだろうな……」とつぶやきます。 (真実かどうかはともかく)これによりすべてのヒロインはより劣位に置かれるのだとほかなならぬヒロインによって示されました。 真矢の願望 次に真矢ちゃんの願望です。 真矢ちゃんの一騎への思慕は序盤から描かれてはいたものの、シリーズを通して決定的になるシーンは無印10話です。 一騎「遠見は俺のこと……覚えていてくれる?」 真矢「たとえどんなに変わっても……あたし、一騎くんのこと、覚えてるよ」 (『』10話) ここからすべてが始まりました。 そして脱島した一騎を追いかけようと啖呵を切ったことが、「一騎くんの平和な日常を守りたい」という真矢ちゃんのエゴの起点になりました。 一騎がどんなに戦いに身を投じても、一騎自身の意思が変化してさえ、真矢ちゃんは覚えているのです。 戦う前の一騎を。 キーポイントは、この真矢ちゃんの願望には一騎と恋愛的交際関係を結ぶことや一騎のそばにいることが含まれないことです。 公式相関図を見てみましょう。 ご丁寧にも羽佐間翔子、羽佐間カノンは恋愛感情であると明記されているのに、真矢ちゃんはそうではなく、「守りたい」。 恋愛感情はある、もしくはかつてあったかもしれません。 けれど真矢ちゃんは恋愛をする相手としてそばにいること以上に、一騎を守ることを優先しているのです。 だからEXODUSで楽園で働く時間を減らしてでも航空機での訓練を選んだし、一騎と離れる島外派遣にも躊躇なく志願できたのです。 暉と一騎 暉は真矢ちゃんが好きでした。 真矢ちゃんと親しい一騎をライバル視しました。 暉にとって一騎への競争心は、つねに真矢ちゃんを賭けた勝負でした。 暉「俺、負けませんから」 (『』24話) 真矢ちゃんを賭ける、すなわち真矢ちゃんを賞品としてモノ化するということです。 暉はそうは意識していなかったでしょうけれど、カレーの味で勝ったところで真矢ちゃんの気持ちを買えるわけはないのに暉の主眼は男と男の勝負へとずれています。 暉はそんな女の感情をそっちのけにして男ばかり相手どるの土俵へ一騎を誘いこんでいました。 しかし、一騎は暉をぜんぜん相手にしませんでした。 なにも一騎が相手にしないのは暉だけじゃなく、彼は男女の別なくほとんどの人を対等に見ていないのですが、それでも真矢ちゃんを賞品にするその勝負にことごとく乗らなかったのは事実。 一騎は真矢ちゃんを欲望の対象としない、真矢ちゃんを競争の俎上に載せないことが明示されました。 剣司と咲良の恋愛 剣司と咲良は、一騎と真矢ちゃんの恋愛を避けるにあたって実によく働きました。 ふたりが結ばれた無印21話は象徴的です。 この21話はテーマが「生と死、ゆえの生殖、ゆえの男と女」なので、弓子が道生と30年ぶりの自然受胎を果たしたり島のミールが花を異常開花させたりします。 そんな話では当然キャラたちに展開をさせるのが道理というもの。 しかし本来真っ先に恋愛をやらせるべき主人公にやらせませんでした。 主人公になにもかもが集中しない群像劇だからです。 仮に一騎にさせたとしても26話まで残り5話で描くべきはの喪失なので発生した恋愛を着地させる余地がありません。 ならばサブキャラに割り当てるのは当然と言えます。 主人公には恋愛させられない、だがここいらでひとつ恋愛を差し挟まねばならない。 視聴者の「王道が見たい」需要を剣司と咲良はじゅうぶん満たしました。 無印でもHAEでもEXODUSでも、主人公がやらないぶんふたりは積極的に作品の成分を引き受けてくれた。 剣司「生きよう、ふたりで」 (『』19話) EXODUS17話でカノンが否定しなければならなかった一騎の「生きよう、ふたりで」を、19話の結婚式後剣司が強く肯定的意味でリフレインさせたのは象徴的です。 かれらは王道を通らない一騎の代わりにストレートすぎるくらいストレートなを担ってくれたのです。 だからこそふたりの結婚があんなにも保守的であんなにも祝福されたのだと思います。 EXODUSにおけるカノンと真矢の対比 ……いくら他でルができたとしても、やっぱり真矢ちゃんの献身が報われないのはあんまりでは? 真矢ちゃんだって「ふつうの女の子」みたいに乙女な恋の成就を望んでもいいのでは? ていうか成就すべきでは? そんな視聴者のもやもやした疑問を解消するのがカノンになりました。 EXODUSでカノンはいよいよ一騎への恋心を強調されるようになりました。 サービスの飴をもらって赤面し、仕事場にも一騎の写真を貼り、ザインに乗りたがる一騎を過剰と言えるほどに泣いて引き留め、「乙女」成分が増量していきました。 カノンが泣いてくれたから真矢ちゃんは一騎を引き留めるヒロインをやらずに済んだのです。 と同時にカノンは島の行く末も握りました。 命を与えてくれた島を守るために命を削る献身。 そこにきて、17話。 カノン「それは、私が心のどこかで望んでしまった未来なんだ。 本当の望みかもしれないけれど、私の探していた未来じゃない」 カノン「私は……、その未来を選べない……。 お前といられる未来があった……それだけで、いいんだ……っ」 (『』17話) 翔子、真矢ときて、ようやく恋愛成就を望む女の子が描かれました。 一騎の島を守る、一騎の平和を守る、一騎たちがくれた島を守る。 ほんとうにそれだけでいいのか、一騎からの見返りはいらないのか。 その答えをカノンが出してしまいました。 ああ、カノンはこの恋の成就を望んでいたのだ。 シリーズを通して見返りのいらない献身を見つづけてきた視聴者であればあるほどカノンの秘められた想いに打ちのめされます。 しかし同時に思い知らされる。 見返りを望んでしまったとしても彼女たちはそれを選べない。 選ばない。 このへんになるともう絶妙な采配に感嘆しますね。 真矢ちゃんの献身的姿を見て出るべき疑問が、真矢ちゃん本人にぶつけられるのではなくカノンで回収される。 無駄がない。 いや、一騎を想う女すべてにぶつけるべき問題をカノンが一手に担ったと言ったほうが正確かもしれませんが。 カノンの白いワンピースと、その後の真矢ちゃんの黒いドレスは完全なる対比でしょう。 真矢ちゃんは「それ」を望まなかった。 望ませなかった。 「それ」をすべてカノンに望ませ負担させて、真矢ちゃんが望まなくていいように回避させました。 真矢ちゃんの願望は一貫して一騎を守り抜くことでしか解決できないから。 恋愛では解決できないのだろうと視聴者に印象づけなければならないから。 一騎と恋愛をすること、一騎に恋愛感情を返してもらうことはまったく必要としていないし、そもそも無印時点ならともかく今は本人の感情すら恋愛という形では捉えきれない。 もうひとつ重要なことは、EXODUSのカノンに真矢ちゃんへの引け目を背負わせなかった点です。 無印でのカノンは真矢ちゃんに引け目を感じ、一騎と真矢の間には入れないと自嘲していました。 やはり私には……一騎にかけてやる言葉がない。 道生…… (『』24話) しかしEXODUSでそういった感情はばっさり切りました。 島の人たちや一騎、真矢ちゃんと関係を結んで安定していたから引け目を感じる必要がなくなったと考えられますが、メタ的にも考えることはできます。 カノンは真矢ちゃんに引け目を感じなくなったのではなく、引け目を感じてはいけないのだと。 一騎の心を理解し適切な言葉をかけてあげ、一騎と深くつながっている真矢ちゃんに対してカノンが未だに嫉妬したり引け目を感じたりすれば、三角関係が発生してしまいます。 理由としては第一に、真矢ちゃんとカノンを対立させてしまえば関係が崩れてしまうことがあります。 これは真矢ちゃんにへの引け目を感じさせなくなった理由と同様です。 シリーズも長編になってきて、ほかの人が収まっている役割を今さら羨んで欲してしまえば、あらゆる関係が変化せざるをえなくなる。 本題が描けなくなり話がとっちらかる危険性があります。 それを避けるために三角関係にしなかった。 第二に、三角関係になってしまえば、真矢ちゃんは「カノンのためにも報われるべし」という因果を負わされることになるのです。 真矢ちゃんは恋愛成就しえなかったカノンのためにも一騎と恋愛しなければならなくなります。 どちらかというと第一の理由の副産物として発生した面ですが、カノンとの三角関係にならなかったから、真矢ちゃんは一騎との恋愛成就を選択せずにいられたのです。 とは「相手も自分も欲望の客体ではなく主体であること(男らしくあること)を互いに認めあった男たちの絆」のことです。 だから女性を欲望の対象としてモノ化し (/)、男を欲望の対象として眼差すなどというルール違反した男を毛嫌いします (/同性愛嫌悪)。 要するに、強くて男らしい男でなくてはならない、と圧力をかけあった男たちのことですね。 では、女を客体化することが、男たちの絆を維持するためのチケットになります。 「女を性的客体として見れたおまえは欲望主体である、合格」の相互確認。 男同士の絆を確認するためには女を経由する必要があるということです。 男たちは女を欲望の対象として見ることで、「俺たち支配する側だよな、対象に向かって権力を行使できる側だよな、けっして欲望されてコンが奪われる側に転覆しちゃう恥さらしになんかならないよな」と証明しあうわけです。 (だから"ホモ"の手によって自分が性の客体にさせられることをなにより恐れるのです) 一騎が真矢ちゃんを欲望するということは、真矢ちゃんを挟んだ三角関係になることです。 一騎とが互いに同じ女を欲望することで男同士の絆を深める(互いの欲望したものを欲望して結託を強め関係の密度が上がる)態度につながります。 そこで欲望された真矢ちゃんは客体に留めおかれ、むしろ男同士がいっそう惹かれあうために利用される媒介物になってしまいます。 たとえば暉の勝負に一騎が乗るとこうなります。 真矢ちゃんを賞品として扱い、競争し、時に賞品よりも競技者同士のライバル関係が密になるような。 元々一騎とは排他的で揺るぎない絆で結ばれていますから、他者が混入しようものなら瞬く間に弾き出されるほかありません。 真矢ちゃんが単に男の結束を高めるためのだしに成り下がるのです。 真矢ちゃんは一騎との媒介者ではありました。 平和を繋ぎ止め対話を促す調停者。 の言葉を借りれば地平線です。 しかし単なる客体の位置に押し込められたわけではありませんでした。 「欲望される女」の枠にあてはまらなかったのです。 男同士の絆のために女を利用するのは、女からの反逆の可能性も秘めています。 女は男の絆を破壊する脅威にもなりえます。 わたしは客体に甘んじるばかりではなく欲望主体にもなれるのだ、と三角関係をかき混ぜることだってできる。 だからあらかじめ脅威を削っておく必要がありました。 真矢「本当に来てほしい人は……」 真矢(あたしじゃないよ、きっと……) (『』13話) 真矢ちゃんにこの台詞をこの顔で言わせたのにはふたつの効果がありました。 まず、と真矢ちゃんが同じ土俵に乗ったこと。 同じ土俵で戦わず、いくら一騎がを求めようとそれは男同士の絆だから恋人ポジションとはバッティングしない、自分は一騎の恋人に収まれればそれでいい、と真矢ちゃんに思わせることもできたはずでした。 しかしそうはしなかった。 自分がに劣ると認識できるのは、を自分との比較対象だと思っているということです。 男の絆と男女の恋愛が同列にあるところで真矢ちゃんと一騎に恋愛をさせてしまうのは、真矢ちゃんが酷です。 に嫉妬しつづけなければならなくなります。 ふたつめの効果は、文字どおり、一騎との仲に真矢ちゃんは割って入ることなどできないのだと印象づけたこと。 と同じ土俵に乗ったのなら、真矢ちゃんは、から一騎を奪うとはいかないまでも、一騎とふたりの純情な関係に侵入し破壊することだってできてきます。 しかし真矢ちゃんはそれを早々に否定し、けしてふたりを脅かさない女なのだと際立たせたのです。 このシーンはある種女の目を通して女性排除のをさせる演出と取ることもできましょう。 ニアミスというのはこのあたりです。 参考: 真矢「ねえ負けてあげなよ。 近藤くん、一騎くんに勝って咲良に告白する気だったんだよ、ずっと」 一騎「遠見、悪いけど、はずしてくれないか」 真矢「えっ、なんでえ」 「なんでもだ」 真矢「……男の子、か」 (『』21話) こちらは正真正銘()を内包したです。 「正々堂々と一騎に勝って強くて男らしい男だと証明しなければ咲良に告白できない、という男の機微は、女には理解できない」 強くて男らしい男であらねばならない、だから欲望の主体にならなければならない、がの原理原則です。 なぜ一騎が女を欲望しなくても物語から(およびから)認められているかというと、強くて女にモテてエースットで英雄な主人公という「男らしさ」をじゅうぶん誇示できているからです。 ただ、この21話で真矢ちゃんを排除したのは「一騎との関係」ではなく「一騎とと剣司の集団」です。 一騎との関係は()を含まないまま。 姑息というかなんというか。 もし一騎と真矢が結ばれていたら、この3人の関係には厳密な排除と序列化がおこなわれていたでしょう。 真矢ちゃんはふたりの関係に勝てるはずもない。 一騎との関係が確認されるたび、真矢ちゃんは「時になにより排他関係になるはずの恋人なのに、男同士の絆に劣ったあわれな女である」ことが露呈してしまいます。 一騎とに欲望された真矢ちゃんはその実ふたりの交換貨幣に堕し、「一騎は"ホモ"ではない」エクスキューズとしてしか機能せず、一騎との関係をより安全に強化させるための踏み台になるしかありません。 男らしさ強化装置において、とは男が女を支配することで男同士で互いの価値を確認しあう装置だからです。 でも一騎とは互いを求める際に女を媒介しなかったし、ふたりとも女と恋愛関係を結びませんでした。 女を客体化する共犯チケットを切らなかった。 ふたりの関係はふたりの間で閉じられていながら、欲望主体であることを確認しつづけなければいけない関係ではなく、女を客体としてのみ必要とする()も男が欲望の対象となることを恐れる(同性愛嫌悪)も内包しませんでした。 だから真矢ちゃんはほんとうにはと比較される残酷な立場に身を置くことなく、自分がふたりから眼差されない安定位置について、一定距離を保ちながら外部からふたりを眼差し、ふたりに対話やら日常やらを働きかけつづけることができたのです。 よって真矢ちゃんは、ふたりの関係を極限にさせるよう巧妙に排除されながらも、ゆるく開かれた隙に入りこむ包摂を許されました。 そんな微妙な空気間が3人を成立させたし、それは無印EDでは「・真矢・一騎」と並んでいた画面が、無印オマージュEXODUS9話EDで「真矢・一騎・」と並びかえられたところにも反映されているように思えます。 一騎と結ばれていたらきっと真矢ちゃんを中心にしたバランスが取られていた、でも結ばれなかったから一騎が真ん中の三角形になったのでしょう。 無印で真矢ちゃんが仲介者だった関係、それがそのまま真矢ちゃんがふたりの媒介物へは転化せず、一騎を仲介して3人がつながるようになったと。 とは「相手も自分も欲望の客体ではなく主体であること(男らしくあること)を互いに認めあった男たちの絆」のことです は女をだしにして男たちの結束を深めます。 同じ女に同じ価値をつけ、「俺の欲望した女はあいつのお眼鏡にもかなうんだな」と安心し、女ではなく「男らしいあいつ」への親密感を高めていく。 相手も価値づけた女を景品にして遠ざけ、男たちはちかしく仲良く喧嘩するわけです。 それに対して真矢ちゃんは。 一騎とはその関係に真矢ちゃんを巻き込むことなくふたりだけで完結した。 だからと比較されずにふたりから適度な距離を取ることができ、ふたりの間にゆるやかに包摂されることを許された。 真矢ちゃんが自立した背景には一騎との関係のだしにならなかったことともうひとつ、彼女のエゴが形を変えなかったことがあります。 真矢ちゃんが一騎と結ばれるということは、真矢ちゃんの願望を救うすべが一騎との恋愛に集約されるということです。 もう一度真矢ちゃんの願望を振り返ります。 「一騎のそばにいることではなく、一騎の平和を守ること」です。 なのに結ばれてしまえば、真矢ちゃんが結局は好きな人のそばにいられれば満足してしまう女の子になります。 となると、真矢ちゃんは一騎に愛されてさえいればそれ以上を望まないキャターになってしまいます。 真矢ちゃんの物語はすべて「一騎のそばにいたい」に収斂していき、そこで終わります。 それは、まだ物語が終わらない一騎の付属物になることを受け入れる振る舞いと同じです。 そうなれば真矢ちゃんの「一騎を守りたい」エゴが去勢されてしまうでしょう。 エゴの形がいつのまにか「一騎を守りたい」から「一騎のそばにいたい」へと変形していき、真矢ちゃんの物語が閉じる。 裏を返せば、温存されたエゴこそキャターが自分の意思をかためて飛躍する源泉になりうるということです。 一騎と結ばれなかったから、真矢ちゃんはエゴを自分の物語として抱えこんだままでいられたのです。 の自立 真矢ちゃんは、一騎と結ばれなかったことで、男ふたりの物語の踏み台あるいは付属物になることを回避しました。 それによって「一騎くんを守りたい」エゴを温存させ一貫したキャター性を保ちました。 だから真矢ちゃんは自立を果たしました。 真矢ちゃんの物語は一騎に回収されず、むしろエゴがむきだしになることで一騎と対立したのがEXODUSでした。 真矢ちゃんはエゴをむきださせたから人を殺すことをも選択したし、汚れた手の先の対話を求める希望だって見いだせたのです。 ほかを犠牲にしてでも自分の守りたいものだけを守るエゴを選び、その上で「守りたいものを守るのではない、対話の力を守るのだ」と。 第二期を真矢ちゃんの物語として見ると、一騎からの精神的EXODUS譚が浮き彫りになるでしょう。 「お前は他者を犠牲にすることを選んだはずだ。 あるいは仲間のために自分を犠牲にすることを」 真矢「でもそれだけじゃ人類軍ともとも変わらない。 あたしには美羽ちゃんみたいな力もないし、お姉ちゃんみたいになれないのもわかってる。 でも、二人を守るだけじゃなくて、……せめてふたりが教えてくれたことを守りたい」 (『 THE FOLLOWER2』) 真矢ちゃんは、自分の手の中におさめておきたいものを守るだけのキャターではなくなりました。 一騎への決別は、同時に真矢ちゃんが自分の物語を拡張させた自立のあらわれとなったのでした。 一騎との関係から排除かつゆるく包摂され、真矢ちゃんは固有の立ち位置を得た。 だから持ち前のエゴは恋愛に回収されずに温存された。 それが自立を萌芽させた。 そして、その先。 一騎と真矢ちゃんが結ばれなかったもうひとつの意義。 それは、彼女が固有の物語を得て自立したからこそ 一騎とにとってがついぞ理解しえない他者となったことです。 言うまでもなく一騎とは互いに深く理解しあっています。 互いに目的が一致し、もはやすれ違うこともないという意味で同質の存在。 それに対し真矢ちゃんとふたりはすれ違いまくりです。 一騎とは互いに「守りたい」がぶつかりあう対立がありました。 一騎の「一緒に島へ帰ろう」によって一時和解を得ましたが、結局は一緒に帰れず、それぞれ新たな選択をしました。 (一騎に至っては決定的に人間をやめました) とは、反復される「わかっちゃいないさ」がふたりの関係を示しています。 「……君が背負う必要はないんだ」 真矢「うん……わかってる。 ありがとう」 「……わかっちゃいないさ」 (『』25話) では反復の表現がよく取られますが、2話でもは真矢へ「わかっちゃいないさ」をこぼしています。 それが25話でも繰り返されたことにいろいろ解釈はつけられると思うのですが、私は 24話、1シリーズ、約5ヶ月かけてもふたりはわかりあえなかったことを表しているのだと思っています。 「君が背負う必要はない」、いかにもらしい台詞です。 彼はかつてひとりで背負いすぎて失敗したので。 ゆえには背負う苦しみは理解しても、背負えないもどかしさは知りません。 知らないものは慮れません。 真矢ちゃんは必要以上に背負う苦しみを「わかっちゃいない」し、同時に、も真矢ちゃんがどれだけ苦しんでいるか「わかっちゃいな」かったのです。 のことだから薄々わかった上で言ってるのかもしれませんが、いずれにせよ真矢ちゃんが必要とする言葉はそれではなかった。 ふたりが理解しあえる日はとうとう来ませんでした。 一騎と結ばれてしまえば真矢ちゃんは一騎の従属者になるしかなくなるとはすでに述べました。 従属者になった真矢ちゃんはそのまま、一騎とと「同化」します。 多少日常を思い出させる役割は維持するかもしれませんが、おおむねふたりの選択と行く末を唯々諾々と肯定し見送るだけの無害なヒロインになります。 なにしろ彼女の願いが恋愛成就に収束し彼女の意思は埋もれてしまうので。 わかりあえなかったことで真矢ちゃんはふたりの「他者」になりました。 相互理解がテーマなのに。 いや、だからこそでしょう。 EXODUSは、「一騎がよりの側に、真矢がより人間の側に」いく物語であったし、相互理解のフェーズが「話せばわかりあえる」から「話してもわかりあえない」へと移行した物語でもあったからです。 その象徴が型の出現であり、人類軍の掘り下げでした。 とも人間ともなかなか理解しあえない。 そういうシビアさと無力感の焦燥がEXODUSの根底にありました。 そんななかで10年付き合ってきた主人公たちとヒロインでさえ一枚岩ではないと示したこと。 示せたこと。 無印であんなにも切実に「一騎くんと話して!」と訴えた真矢ちゃんは大人になってしまいました。 話しても、わかりあえない。 真矢ちゃんの自立と他者化は、相互理解を語る上で非常に重層的で誠実な印象を与えさせたのです。 それはただ一騎と結ばせてしまったら成しえないかったことでした。 安易にテンプレをなぞるのではなくキャターを突き詰めて考えたから到達した結末の勝利だと思います。 つねにに怯える私がここまで大口たようになったのは寿ぐべきです。 わーい。 もう一度言うけどは磁石のNSなので今後の展開であっさりくっつく可能性は否定しきれません。 なのでBEYOND終わったあとに総括しようと思っていたけど、逆に書きづらくなってしまいそうなので今やりました。 思い残すところなくBEYONDを迎えられます。 BEYONDでまたについてなにか言いたくなったらそれはそのとき。 あと、ここではあえて「真矢ちゃん」と呼んだのですが、かなり個人的なこだわりとして私が正式にちゃん付けしはじめたのはEXODUS18話以降であり、つまりもっとゆっくり大人になりたかったへの哀悼をこめて少女扱いするためにそうしています。 よって、BEYONDにて真矢ちゃんがもはや疑うことなく大人になった自分を受容しているのを確認したら、徐々に真矢呼びしていく予定です。 言うまでもなく緊張の発生は「男たるものホモであってはいけない」(同性愛嫌悪)に起因します : 結ばれてさえ真矢ちゃんの願望が救われないのは完全に行き止まりで振り回されてかわいそうなのでさすがにいただけないですね。 これだと結局のところ決裂して別れることになり、EXODUS本編と同じルートに入ると思います。 恋愛の成就は大なり小なりが発生するので、視聴者を気持ちよくさせたたあとに結ばれてなお報われないのはストレスです。 そんなストレスは恋愛ものでやるべきで、が抱えるべき範囲を越えてしまいます。 結ばれる意味がありません。 では行き着くところまで行き着いてから成就するのはどうか(例えば最終話の最後の最後に一騎が真矢ちゃんを抱き留め救うとか)といえば、そんなは欺瞞だと私などは思ってしまいます。 真矢ちゃんは徹底して一騎を守りたかったのであり、一騎は「守ってくれてありがとう」とはけして言いませんから。 守りたかった真矢ちゃんがその願い叶わぬままにただお情けの恋愛成就で救われるのは彼女への冒涜にすらなると思います。 本当の願望を無視しておためごかしでなと。 そしては展開の都合で「キャラを殺す」ことは絶対にしないのです。

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TVアニメ「蒼穹のファフナー EXODUS」 BD&DVD第7巻発売CM!

遠見 真矢

『』終了時点の記事です。 BEYONDでどうなるかわかりません。 CDドラマ『THE FOLLOWER2』のネタバレあり。 一騎と真矢ちゃんの間には、長く間近にいた者同士の、一言では言い表せない関係があります。 距離が近く、互いを心の支えにしている男女。 あたりまえのように。 結ばれる理由があるのではなく、結ばれない理由が特にない。 は磁石のNとSなので。 しかし一騎と真矢ちゃんは恋愛関係になりませんでした。 ということは、自然な流れで「結ばれなかった」のではなく「結ばせなかった」強力な力学がふたりの間に働いていたと見るべきでしょう。 それがなんだったのか。 ふたりはいかに結ばれなかったか。 その結果どういうことが起こったか。 「一騎が異性と恋愛しなかったことで何が起こったか」は以前まとめましたが、今回は一騎と真矢ちゃんに的を絞ります。 一騎・真矢双方による回避 代表的なところをかいつまむなら無印での一騎脱島事件あたりでしょうか。 真矢「本当に来てほしい人は……」 真矢(あたしじゃないよ、きっと……) (『』13話) 一騎「は……?」 (『』15話) 一騎は真矢ちゃんを求めていないと真矢ちゃんの口から言わせてわきまえさせる。 このふたりを結ばせるのがゴールではないのだと説明させる。 一騎は真矢ちゃんよりもを求めているのだとほかならぬふたりによって実感させられます。 真矢ちゃんはさらに14話で「翔子もわかってたんだろうな……」とつぶやきます。 (真実かどうかはともかく)これによりすべてのヒロインはより劣位に置かれるのだとほかなならぬヒロインによって示されました。 真矢の願望 次に真矢ちゃんの願望です。 真矢ちゃんの一騎への思慕は序盤から描かれてはいたものの、シリーズを通して決定的になるシーンは無印10話です。 一騎「遠見は俺のこと……覚えていてくれる?」 真矢「たとえどんなに変わっても……あたし、一騎くんのこと、覚えてるよ」 (『』10話) ここからすべてが始まりました。 そして脱島した一騎を追いかけようと啖呵を切ったことが、「一騎くんの平和な日常を守りたい」という真矢ちゃんのエゴの起点になりました。 一騎がどんなに戦いに身を投じても、一騎自身の意思が変化してさえ、真矢ちゃんは覚えているのです。 戦う前の一騎を。 キーポイントは、この真矢ちゃんの願望には一騎と恋愛的交際関係を結ぶことや一騎のそばにいることが含まれないことです。 公式相関図を見てみましょう。 ご丁寧にも羽佐間翔子、羽佐間カノンは恋愛感情であると明記されているのに、真矢ちゃんはそうではなく、「守りたい」。 恋愛感情はある、もしくはかつてあったかもしれません。 けれど真矢ちゃんは恋愛をする相手としてそばにいること以上に、一騎を守ることを優先しているのです。 だからEXODUSで楽園で働く時間を減らしてでも航空機での訓練を選んだし、一騎と離れる島外派遣にも躊躇なく志願できたのです。 暉と一騎 暉は真矢ちゃんが好きでした。 真矢ちゃんと親しい一騎をライバル視しました。 暉にとって一騎への競争心は、つねに真矢ちゃんを賭けた勝負でした。 暉「俺、負けませんから」 (『』24話) 真矢ちゃんを賭ける、すなわち真矢ちゃんを賞品としてモノ化するということです。 暉はそうは意識していなかったでしょうけれど、カレーの味で勝ったところで真矢ちゃんの気持ちを買えるわけはないのに暉の主眼は男と男の勝負へとずれています。 暉はそんな女の感情をそっちのけにして男ばかり相手どるの土俵へ一騎を誘いこんでいました。 しかし、一騎は暉をぜんぜん相手にしませんでした。 なにも一騎が相手にしないのは暉だけじゃなく、彼は男女の別なくほとんどの人を対等に見ていないのですが、それでも真矢ちゃんを賞品にするその勝負にことごとく乗らなかったのは事実。 一騎は真矢ちゃんを欲望の対象としない、真矢ちゃんを競争の俎上に載せないことが明示されました。 剣司と咲良の恋愛 剣司と咲良は、一騎と真矢ちゃんの恋愛を避けるにあたって実によく働きました。 ふたりが結ばれた無印21話は象徴的です。 この21話はテーマが「生と死、ゆえの生殖、ゆえの男と女」なので、弓子が道生と30年ぶりの自然受胎を果たしたり島のミールが花を異常開花させたりします。 そんな話では当然キャラたちに展開をさせるのが道理というもの。 しかし本来真っ先に恋愛をやらせるべき主人公にやらせませんでした。 主人公になにもかもが集中しない群像劇だからです。 仮に一騎にさせたとしても26話まで残り5話で描くべきはの喪失なので発生した恋愛を着地させる余地がありません。 ならばサブキャラに割り当てるのは当然と言えます。 主人公には恋愛させられない、だがここいらでひとつ恋愛を差し挟まねばならない。 視聴者の「王道が見たい」需要を剣司と咲良はじゅうぶん満たしました。 無印でもHAEでもEXODUSでも、主人公がやらないぶんふたりは積極的に作品の成分を引き受けてくれた。 剣司「生きよう、ふたりで」 (『』19話) EXODUS17話でカノンが否定しなければならなかった一騎の「生きよう、ふたりで」を、19話の結婚式後剣司が強く肯定的意味でリフレインさせたのは象徴的です。 かれらは王道を通らない一騎の代わりにストレートすぎるくらいストレートなを担ってくれたのです。 だからこそふたりの結婚があんなにも保守的であんなにも祝福されたのだと思います。 EXODUSにおけるカノンと真矢の対比 ……いくら他でルができたとしても、やっぱり真矢ちゃんの献身が報われないのはあんまりでは? 真矢ちゃんだって「ふつうの女の子」みたいに乙女な恋の成就を望んでもいいのでは? ていうか成就すべきでは? そんな視聴者のもやもやした疑問を解消するのがカノンになりました。 EXODUSでカノンはいよいよ一騎への恋心を強調されるようになりました。 サービスの飴をもらって赤面し、仕事場にも一騎の写真を貼り、ザインに乗りたがる一騎を過剰と言えるほどに泣いて引き留め、「乙女」成分が増量していきました。 カノンが泣いてくれたから真矢ちゃんは一騎を引き留めるヒロインをやらずに済んだのです。 と同時にカノンは島の行く末も握りました。 命を与えてくれた島を守るために命を削る献身。 そこにきて、17話。 カノン「それは、私が心のどこかで望んでしまった未来なんだ。 本当の望みかもしれないけれど、私の探していた未来じゃない」 カノン「私は……、その未来を選べない……。 お前といられる未来があった……それだけで、いいんだ……っ」 (『』17話) 翔子、真矢ときて、ようやく恋愛成就を望む女の子が描かれました。 一騎の島を守る、一騎の平和を守る、一騎たちがくれた島を守る。 ほんとうにそれだけでいいのか、一騎からの見返りはいらないのか。 その答えをカノンが出してしまいました。 ああ、カノンはこの恋の成就を望んでいたのだ。 シリーズを通して見返りのいらない献身を見つづけてきた視聴者であればあるほどカノンの秘められた想いに打ちのめされます。 しかし同時に思い知らされる。 見返りを望んでしまったとしても彼女たちはそれを選べない。 選ばない。 このへんになるともう絶妙な采配に感嘆しますね。 真矢ちゃんの献身的姿を見て出るべき疑問が、真矢ちゃん本人にぶつけられるのではなくカノンで回収される。 無駄がない。 いや、一騎を想う女すべてにぶつけるべき問題をカノンが一手に担ったと言ったほうが正確かもしれませんが。 カノンの白いワンピースと、その後の真矢ちゃんの黒いドレスは完全なる対比でしょう。 真矢ちゃんは「それ」を望まなかった。 望ませなかった。 「それ」をすべてカノンに望ませ負担させて、真矢ちゃんが望まなくていいように回避させました。 真矢ちゃんの願望は一貫して一騎を守り抜くことでしか解決できないから。 恋愛では解決できないのだろうと視聴者に印象づけなければならないから。 一騎と恋愛をすること、一騎に恋愛感情を返してもらうことはまったく必要としていないし、そもそも無印時点ならともかく今は本人の感情すら恋愛という形では捉えきれない。 もうひとつ重要なことは、EXODUSのカノンに真矢ちゃんへの引け目を背負わせなかった点です。 無印でのカノンは真矢ちゃんに引け目を感じ、一騎と真矢の間には入れないと自嘲していました。 やはり私には……一騎にかけてやる言葉がない。 道生…… (『』24話) しかしEXODUSでそういった感情はばっさり切りました。 島の人たちや一騎、真矢ちゃんと関係を結んで安定していたから引け目を感じる必要がなくなったと考えられますが、メタ的にも考えることはできます。 カノンは真矢ちゃんに引け目を感じなくなったのではなく、引け目を感じてはいけないのだと。 一騎の心を理解し適切な言葉をかけてあげ、一騎と深くつながっている真矢ちゃんに対してカノンが未だに嫉妬したり引け目を感じたりすれば、三角関係が発生してしまいます。 理由としては第一に、真矢ちゃんとカノンを対立させてしまえば関係が崩れてしまうことがあります。 これは真矢ちゃんにへの引け目を感じさせなくなった理由と同様です。 シリーズも長編になってきて、ほかの人が収まっている役割を今さら羨んで欲してしまえば、あらゆる関係が変化せざるをえなくなる。 本題が描けなくなり話がとっちらかる危険性があります。 それを避けるために三角関係にしなかった。 第二に、三角関係になってしまえば、真矢ちゃんは「カノンのためにも報われるべし」という因果を負わされることになるのです。 真矢ちゃんは恋愛成就しえなかったカノンのためにも一騎と恋愛しなければならなくなります。 どちらかというと第一の理由の副産物として発生した面ですが、カノンとの三角関係にならなかったから、真矢ちゃんは一騎との恋愛成就を選択せずにいられたのです。 とは「相手も自分も欲望の客体ではなく主体であること(男らしくあること)を互いに認めあった男たちの絆」のことです。 だから女性を欲望の対象としてモノ化し (/)、男を欲望の対象として眼差すなどというルール違反した男を毛嫌いします (/同性愛嫌悪)。 要するに、強くて男らしい男でなくてはならない、と圧力をかけあった男たちのことですね。 では、女を客体化することが、男たちの絆を維持するためのチケットになります。 「女を性的客体として見れたおまえは欲望主体である、合格」の相互確認。 男同士の絆を確認するためには女を経由する必要があるということです。 男たちは女を欲望の対象として見ることで、「俺たち支配する側だよな、対象に向かって権力を行使できる側だよな、けっして欲望されてコンが奪われる側に転覆しちゃう恥さらしになんかならないよな」と証明しあうわけです。 (だから"ホモ"の手によって自分が性の客体にさせられることをなにより恐れるのです) 一騎が真矢ちゃんを欲望するということは、真矢ちゃんを挟んだ三角関係になることです。 一騎とが互いに同じ女を欲望することで男同士の絆を深める(互いの欲望したものを欲望して結託を強め関係の密度が上がる)態度につながります。 そこで欲望された真矢ちゃんは客体に留めおかれ、むしろ男同士がいっそう惹かれあうために利用される媒介物になってしまいます。 たとえば暉の勝負に一騎が乗るとこうなります。 真矢ちゃんを賞品として扱い、競争し、時に賞品よりも競技者同士のライバル関係が密になるような。 元々一騎とは排他的で揺るぎない絆で結ばれていますから、他者が混入しようものなら瞬く間に弾き出されるほかありません。 真矢ちゃんが単に男の結束を高めるためのだしに成り下がるのです。 真矢ちゃんは一騎との媒介者ではありました。 平和を繋ぎ止め対話を促す調停者。 の言葉を借りれば地平線です。 しかし単なる客体の位置に押し込められたわけではありませんでした。 「欲望される女」の枠にあてはまらなかったのです。 男同士の絆のために女を利用するのは、女からの反逆の可能性も秘めています。 女は男の絆を破壊する脅威にもなりえます。 わたしは客体に甘んじるばかりではなく欲望主体にもなれるのだ、と三角関係をかき混ぜることだってできる。 だからあらかじめ脅威を削っておく必要がありました。 真矢「本当に来てほしい人は……」 真矢(あたしじゃないよ、きっと……) (『』13話) 真矢ちゃんにこの台詞をこの顔で言わせたのにはふたつの効果がありました。 まず、と真矢ちゃんが同じ土俵に乗ったこと。 同じ土俵で戦わず、いくら一騎がを求めようとそれは男同士の絆だから恋人ポジションとはバッティングしない、自分は一騎の恋人に収まれればそれでいい、と真矢ちゃんに思わせることもできたはずでした。 しかしそうはしなかった。 自分がに劣ると認識できるのは、を自分との比較対象だと思っているということです。 男の絆と男女の恋愛が同列にあるところで真矢ちゃんと一騎に恋愛をさせてしまうのは、真矢ちゃんが酷です。 に嫉妬しつづけなければならなくなります。 ふたつめの効果は、文字どおり、一騎との仲に真矢ちゃんは割って入ることなどできないのだと印象づけたこと。 と同じ土俵に乗ったのなら、真矢ちゃんは、から一騎を奪うとはいかないまでも、一騎とふたりの純情な関係に侵入し破壊することだってできてきます。 しかし真矢ちゃんはそれを早々に否定し、けしてふたりを脅かさない女なのだと際立たせたのです。 このシーンはある種女の目を通して女性排除のをさせる演出と取ることもできましょう。 ニアミスというのはこのあたりです。 参考: 真矢「ねえ負けてあげなよ。 近藤くん、一騎くんに勝って咲良に告白する気だったんだよ、ずっと」 一騎「遠見、悪いけど、はずしてくれないか」 真矢「えっ、なんでえ」 「なんでもだ」 真矢「……男の子、か」 (『』21話) こちらは正真正銘()を内包したです。 「正々堂々と一騎に勝って強くて男らしい男だと証明しなければ咲良に告白できない、という男の機微は、女には理解できない」 強くて男らしい男であらねばならない、だから欲望の主体にならなければならない、がの原理原則です。 なぜ一騎が女を欲望しなくても物語から(およびから)認められているかというと、強くて女にモテてエースットで英雄な主人公という「男らしさ」をじゅうぶん誇示できているからです。 ただ、この21話で真矢ちゃんを排除したのは「一騎との関係」ではなく「一騎とと剣司の集団」です。 一騎との関係は()を含まないまま。 姑息というかなんというか。 もし一騎と真矢が結ばれていたら、この3人の関係には厳密な排除と序列化がおこなわれていたでしょう。 真矢ちゃんはふたりの関係に勝てるはずもない。 一騎との関係が確認されるたび、真矢ちゃんは「時になにより排他関係になるはずの恋人なのに、男同士の絆に劣ったあわれな女である」ことが露呈してしまいます。 一騎とに欲望された真矢ちゃんはその実ふたりの交換貨幣に堕し、「一騎は"ホモ"ではない」エクスキューズとしてしか機能せず、一騎との関係をより安全に強化させるための踏み台になるしかありません。 男らしさ強化装置において、とは男が女を支配することで男同士で互いの価値を確認しあう装置だからです。 でも一騎とは互いを求める際に女を媒介しなかったし、ふたりとも女と恋愛関係を結びませんでした。 女を客体化する共犯チケットを切らなかった。 ふたりの関係はふたりの間で閉じられていながら、欲望主体であることを確認しつづけなければいけない関係ではなく、女を客体としてのみ必要とする()も男が欲望の対象となることを恐れる(同性愛嫌悪)も内包しませんでした。 だから真矢ちゃんはほんとうにはと比較される残酷な立場に身を置くことなく、自分がふたりから眼差されない安定位置について、一定距離を保ちながら外部からふたりを眼差し、ふたりに対話やら日常やらを働きかけつづけることができたのです。 よって真矢ちゃんは、ふたりの関係を極限にさせるよう巧妙に排除されながらも、ゆるく開かれた隙に入りこむ包摂を許されました。 そんな微妙な空気間が3人を成立させたし、それは無印EDでは「・真矢・一騎」と並んでいた画面が、無印オマージュEXODUS9話EDで「真矢・一騎・」と並びかえられたところにも反映されているように思えます。 一騎と結ばれていたらきっと真矢ちゃんを中心にしたバランスが取られていた、でも結ばれなかったから一騎が真ん中の三角形になったのでしょう。 無印で真矢ちゃんが仲介者だった関係、それがそのまま真矢ちゃんがふたりの媒介物へは転化せず、一騎を仲介して3人がつながるようになったと。 とは「相手も自分も欲望の客体ではなく主体であること(男らしくあること)を互いに認めあった男たちの絆」のことです は女をだしにして男たちの結束を深めます。 同じ女に同じ価値をつけ、「俺の欲望した女はあいつのお眼鏡にもかなうんだな」と安心し、女ではなく「男らしいあいつ」への親密感を高めていく。 相手も価値づけた女を景品にして遠ざけ、男たちはちかしく仲良く喧嘩するわけです。 それに対して真矢ちゃんは。 一騎とはその関係に真矢ちゃんを巻き込むことなくふたりだけで完結した。 だからと比較されずにふたりから適度な距離を取ることができ、ふたりの間にゆるやかに包摂されることを許された。 真矢ちゃんが自立した背景には一騎との関係のだしにならなかったことともうひとつ、彼女のエゴが形を変えなかったことがあります。 真矢ちゃんが一騎と結ばれるということは、真矢ちゃんの願望を救うすべが一騎との恋愛に集約されるということです。 もう一度真矢ちゃんの願望を振り返ります。 「一騎のそばにいることではなく、一騎の平和を守ること」です。 なのに結ばれてしまえば、真矢ちゃんが結局は好きな人のそばにいられれば満足してしまう女の子になります。 となると、真矢ちゃんは一騎に愛されてさえいればそれ以上を望まないキャターになってしまいます。 真矢ちゃんの物語はすべて「一騎のそばにいたい」に収斂していき、そこで終わります。 それは、まだ物語が終わらない一騎の付属物になることを受け入れる振る舞いと同じです。 そうなれば真矢ちゃんの「一騎を守りたい」エゴが去勢されてしまうでしょう。 エゴの形がいつのまにか「一騎を守りたい」から「一騎のそばにいたい」へと変形していき、真矢ちゃんの物語が閉じる。 裏を返せば、温存されたエゴこそキャターが自分の意思をかためて飛躍する源泉になりうるということです。 一騎と結ばれなかったから、真矢ちゃんはエゴを自分の物語として抱えこんだままでいられたのです。 の自立 真矢ちゃんは、一騎と結ばれなかったことで、男ふたりの物語の踏み台あるいは付属物になることを回避しました。 それによって「一騎くんを守りたい」エゴを温存させ一貫したキャター性を保ちました。 だから真矢ちゃんは自立を果たしました。 真矢ちゃんの物語は一騎に回収されず、むしろエゴがむきだしになることで一騎と対立したのがEXODUSでした。 真矢ちゃんはエゴをむきださせたから人を殺すことをも選択したし、汚れた手の先の対話を求める希望だって見いだせたのです。 ほかを犠牲にしてでも自分の守りたいものだけを守るエゴを選び、その上で「守りたいものを守るのではない、対話の力を守るのだ」と。 第二期を真矢ちゃんの物語として見ると、一騎からの精神的EXODUS譚が浮き彫りになるでしょう。 「お前は他者を犠牲にすることを選んだはずだ。 あるいは仲間のために自分を犠牲にすることを」 真矢「でもそれだけじゃ人類軍ともとも変わらない。 あたしには美羽ちゃんみたいな力もないし、お姉ちゃんみたいになれないのもわかってる。 でも、二人を守るだけじゃなくて、……せめてふたりが教えてくれたことを守りたい」 (『 THE FOLLOWER2』) 真矢ちゃんは、自分の手の中におさめておきたいものを守るだけのキャターではなくなりました。 一騎への決別は、同時に真矢ちゃんが自分の物語を拡張させた自立のあらわれとなったのでした。 一騎との関係から排除かつゆるく包摂され、真矢ちゃんは固有の立ち位置を得た。 だから持ち前のエゴは恋愛に回収されずに温存された。 それが自立を萌芽させた。 そして、その先。 一騎と真矢ちゃんが結ばれなかったもうひとつの意義。 それは、彼女が固有の物語を得て自立したからこそ 一騎とにとってがついぞ理解しえない他者となったことです。 言うまでもなく一騎とは互いに深く理解しあっています。 互いに目的が一致し、もはやすれ違うこともないという意味で同質の存在。 それに対し真矢ちゃんとふたりはすれ違いまくりです。 一騎とは互いに「守りたい」がぶつかりあう対立がありました。 一騎の「一緒に島へ帰ろう」によって一時和解を得ましたが、結局は一緒に帰れず、それぞれ新たな選択をしました。 (一騎に至っては決定的に人間をやめました) とは、反復される「わかっちゃいないさ」がふたりの関係を示しています。 「……君が背負う必要はないんだ」 真矢「うん……わかってる。 ありがとう」 「……わかっちゃいないさ」 (『』25話) では反復の表現がよく取られますが、2話でもは真矢へ「わかっちゃいないさ」をこぼしています。 それが25話でも繰り返されたことにいろいろ解釈はつけられると思うのですが、私は 24話、1シリーズ、約5ヶ月かけてもふたりはわかりあえなかったことを表しているのだと思っています。 「君が背負う必要はない」、いかにもらしい台詞です。 彼はかつてひとりで背負いすぎて失敗したので。 ゆえには背負う苦しみは理解しても、背負えないもどかしさは知りません。 知らないものは慮れません。 真矢ちゃんは必要以上に背負う苦しみを「わかっちゃいない」し、同時に、も真矢ちゃんがどれだけ苦しんでいるか「わかっちゃいな」かったのです。 のことだから薄々わかった上で言ってるのかもしれませんが、いずれにせよ真矢ちゃんが必要とする言葉はそれではなかった。 ふたりが理解しあえる日はとうとう来ませんでした。 一騎と結ばれてしまえば真矢ちゃんは一騎の従属者になるしかなくなるとはすでに述べました。 従属者になった真矢ちゃんはそのまま、一騎とと「同化」します。 多少日常を思い出させる役割は維持するかもしれませんが、おおむねふたりの選択と行く末を唯々諾々と肯定し見送るだけの無害なヒロインになります。 なにしろ彼女の願いが恋愛成就に収束し彼女の意思は埋もれてしまうので。 わかりあえなかったことで真矢ちゃんはふたりの「他者」になりました。 相互理解がテーマなのに。 いや、だからこそでしょう。 EXODUSは、「一騎がよりの側に、真矢がより人間の側に」いく物語であったし、相互理解のフェーズが「話せばわかりあえる」から「話してもわかりあえない」へと移行した物語でもあったからです。 その象徴が型の出現であり、人類軍の掘り下げでした。 とも人間ともなかなか理解しあえない。 そういうシビアさと無力感の焦燥がEXODUSの根底にありました。 そんななかで10年付き合ってきた主人公たちとヒロインでさえ一枚岩ではないと示したこと。 示せたこと。 無印であんなにも切実に「一騎くんと話して!」と訴えた真矢ちゃんは大人になってしまいました。 話しても、わかりあえない。 真矢ちゃんの自立と他者化は、相互理解を語る上で非常に重層的で誠実な印象を与えさせたのです。 それはただ一騎と結ばせてしまったら成しえないかったことでした。 安易にテンプレをなぞるのではなくキャターを突き詰めて考えたから到達した結末の勝利だと思います。 つねにに怯える私がここまで大口たようになったのは寿ぐべきです。 わーい。 もう一度言うけどは磁石のNSなので今後の展開であっさりくっつく可能性は否定しきれません。 なのでBEYOND終わったあとに総括しようと思っていたけど、逆に書きづらくなってしまいそうなので今やりました。 思い残すところなくBEYONDを迎えられます。 BEYONDでまたについてなにか言いたくなったらそれはそのとき。 あと、ここではあえて「真矢ちゃん」と呼んだのですが、かなり個人的なこだわりとして私が正式にちゃん付けしはじめたのはEXODUS18話以降であり、つまりもっとゆっくり大人になりたかったへの哀悼をこめて少女扱いするためにそうしています。 よって、BEYONDにて真矢ちゃんがもはや疑うことなく大人になった自分を受容しているのを確認したら、徐々に真矢呼びしていく予定です。 言うまでもなく緊張の発生は「男たるものホモであってはいけない」(同性愛嫌悪)に起因します : 結ばれてさえ真矢ちゃんの願望が救われないのは完全に行き止まりで振り回されてかわいそうなのでさすがにいただけないですね。 これだと結局のところ決裂して別れることになり、EXODUS本編と同じルートに入ると思います。 恋愛の成就は大なり小なりが発生するので、視聴者を気持ちよくさせたたあとに結ばれてなお報われないのはストレスです。 そんなストレスは恋愛ものでやるべきで、が抱えるべき範囲を越えてしまいます。 結ばれる意味がありません。 では行き着くところまで行き着いてから成就するのはどうか(例えば最終話の最後の最後に一騎が真矢ちゃんを抱き留め救うとか)といえば、そんなは欺瞞だと私などは思ってしまいます。 真矢ちゃんは徹底して一騎を守りたかったのであり、一騎は「守ってくれてありがとう」とはけして言いませんから。 守りたかった真矢ちゃんがその願い叶わぬままにただお情けの恋愛成就で救われるのは彼女への冒涜にすらなると思います。 本当の願望を無視しておためごかしでなと。 そしては展開の都合で「キャラを殺す」ことは絶対にしないのです。

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