アヴェ マリア シューベルト。 4. アヴェ・マリア

【無料楽譜】フランツ・シューベルト「アヴェ・マリア」

アヴェ マリア シューベルト

シューベルト「アヴェ・マリア」の解説 「シューベルトのアヴェ・マリア」として知られる 「エレンの歌 第3番 作品52-6 D. 839」はオーストリアの作曲家、 フランツ・シューベルト 1797-1828 が1825年に作曲した歌曲です。 この作品はスコットランドの詩人で小説家の ウォルター・スコット 1771-1832 の 叙事詩「湖上の美人」をドイツ語に訳した詩に曲を付けた 歌曲集「湖上の美人」の第6曲で、3作からなる 「エレンの歌」の第3番にあたります。 この叙事詩「湖上の美人」は遡ること6年前の1819年に同時代のイタリアの作曲家 ロッシーニ 1792-1868 によって歌劇にも仕立て上げられています。 簡単なあらすじを次の項で紹介しますが、本来の歌詞は物語の中で父の無事を聖母マリアに嘆願するような内容となっています。 これが後に歌いだしの「アヴェ・マリア」がカトリックの伝統的なラテン語の祈祷文の冒頭句と一致していることもあり、祈祷文をそのままシューベルトの旋律に載せて歌われるようになりました。 つまりシューベルトのオリジナルはドイツ語に訳されたウォルター・スコットの詩で、後世の慣例でカトリックで用いられるラテン語の祈祷文がそのまま歌詞として用いられるようになったと言うことです。 こうした経緯からこの「アヴェ・マリア」は宗教音楽として理解されることが多いようです。 とは言えその清浄な美しさに包まれた曲想は宗教音楽であると言われても何ら違和感のないようにも思います。 「湖上の美人」のあらすじ 舞台は16世紀、 スコットランド王から反逆罪で追放された 伯爵ダグラスの娘 エレンは狩りの途中で道に迷った若き国王と出会います。 正体を明かさずにお礼として自分の指輪をエレンに渡してその場を後にする若き国王。 その後エレンの父は反乱軍のリーダーとして国王と戦いますが、結局は敗れてエレンの恋人 マルコムと共に捕えられます。 そこでエレンが聖母マリアに父の無事を祈り歌ったのが、このアヴェ・マリアです。 困ったことがあればお城に来て指輪を見せるようにとの言葉を頼りにエレンはお城に向かいます。 そしてあの時道に迷っていた青年こそが父たちを捕らえた国王だと知るのでした。 エレンに心惹かれる国王でしたが、結局は約束通りに父と恋人マルコムを釈放して二人はめでたく結ばれるのでした。 「アヴェ・マリア」歌詞 ここでは ウォルター・スコットの詩の和訳ではなく、聴く機会の多いカトリックの祈祷文を用いた歌詞とその日本語訳をご紹介したいと思います。 日本語訳に関してはのHPに掲載してあるを参考にしています。 歌詞中に度々登場するラテン語の 「Ave(アヴェ)」は日本語の「おめでとう」「こんにちは」にあたり、カトリック教会でもかつては「めでたし」と和訳されていたようです。 尚、シューベルトが元々曲を付けたウォルター・スコットの詩のドイツ語訳と和訳については下記のリンク先に詳しく掲載されていましたので関心のある方はそちらを参考にしてください。 シューベルト「アヴェ・マリア」のyoutube動画 最初にご紹介するのは プラシド・ドミンゴ、ホセ・カレーラスと共に 「三大テノール」として一世を風靡した20世紀を代表するイタリアのオペラ歌手、 ルチアーノ・パヴァロッティです。 「神に祝福された声」と評された豊かで美しい声に魅了されます。 歌詞はラテン語のカトリック祈祷文を用いたものです。 シューベルト:アヴェ・マリア ズービン・メータ指揮 ロサンジェルス・フィルハーモニック テノール:ルチアーノ・パヴァロッティ 次にご紹介するのは華やかで親しみやすいステージで世界的な人気を誇る アンドレ・リュウ率いる ヨハン・シュトラウス・オーケストラの演奏です。 ソプラノの Mirusia Louwerseさんは1985年、オーストラリア生まれのソプラノ歌手です。 観客の頬を伝う涙が感動的なステージです。 この演奏も歌詞はラテン語のカトリック祈祷文を用いたものです。 シューベルト:アヴェ・マリア アンドレ・リュウ指揮 ヨハン・シュトラウス・ オーケストラ ソプラノ:Mirusia Louwerse 最後にご紹介する動画ではシューベルトが元々作曲した時の歌詞、 ウォルター・スコットの詩を アダム・シュトルクがドイツ語に訳したものが使われています。 下記のタイトルをクリックしていただき、リンク先のyou tubeでご覧ください。 マルク・ピオレ指揮 ミュンヘン放送管弦楽団 ソプラノ:Annette Dasch いかがでしたか?こちらも聴いてみませんか?.

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シューベルト『アヴェマリア』の歌詞・対訳・無料楽譜

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シューベルト「アヴェ・マリア」の解説 「シューベルトのアヴェ・マリア」として知られる 「エレンの歌 第3番 作品52-6 D. 839」はオーストリアの作曲家、 フランツ・シューベルト 1797-1828 が1825年に作曲した歌曲です。 この作品はスコットランドの詩人で小説家の ウォルター・スコット 1771-1832 の 叙事詩「湖上の美人」をドイツ語に訳した詩に曲を付けた 歌曲集「湖上の美人」の第6曲で、3作からなる 「エレンの歌」の第3番にあたります。 この叙事詩「湖上の美人」は遡ること6年前の1819年に同時代のイタリアの作曲家 ロッシーニ 1792-1868 によって歌劇にも仕立て上げられています。 簡単なあらすじを次の項で紹介しますが、本来の歌詞は物語の中で父の無事を聖母マリアに嘆願するような内容となっています。 これが後に歌いだしの「アヴェ・マリア」がカトリックの伝統的なラテン語の祈祷文の冒頭句と一致していることもあり、祈祷文をそのままシューベルトの旋律に載せて歌われるようになりました。 つまりシューベルトのオリジナルはドイツ語に訳されたウォルター・スコットの詩で、後世の慣例でカトリックで用いられるラテン語の祈祷文がそのまま歌詞として用いられるようになったと言うことです。 こうした経緯からこの「アヴェ・マリア」は宗教音楽として理解されることが多いようです。 とは言えその清浄な美しさに包まれた曲想は宗教音楽であると言われても何ら違和感のないようにも思います。 「湖上の美人」のあらすじ 舞台は16世紀、 スコットランド王から反逆罪で追放された 伯爵ダグラスの娘 エレンは狩りの途中で道に迷った若き国王と出会います。 正体を明かさずにお礼として自分の指輪をエレンに渡してその場を後にする若き国王。 その後エレンの父は反乱軍のリーダーとして国王と戦いますが、結局は敗れてエレンの恋人 マルコムと共に捕えられます。 そこでエレンが聖母マリアに父の無事を祈り歌ったのが、このアヴェ・マリアです。 困ったことがあればお城に来て指輪を見せるようにとの言葉を頼りにエレンはお城に向かいます。 そしてあの時道に迷っていた青年こそが父たちを捕らえた国王だと知るのでした。 エレンに心惹かれる国王でしたが、結局は約束通りに父と恋人マルコムを釈放して二人はめでたく結ばれるのでした。 「アヴェ・マリア」歌詞 ここでは ウォルター・スコットの詩の和訳ではなく、聴く機会の多いカトリックの祈祷文を用いた歌詞とその日本語訳をご紹介したいと思います。 日本語訳に関してはのHPに掲載してあるを参考にしています。 歌詞中に度々登場するラテン語の 「Ave(アヴェ)」は日本語の「おめでとう」「こんにちは」にあたり、カトリック教会でもかつては「めでたし」と和訳されていたようです。 尚、シューベルトが元々曲を付けたウォルター・スコットの詩のドイツ語訳と和訳については下記のリンク先に詳しく掲載されていましたので関心のある方はそちらを参考にしてください。 シューベルト「アヴェ・マリア」のyoutube動画 最初にご紹介するのは プラシド・ドミンゴ、ホセ・カレーラスと共に 「三大テノール」として一世を風靡した20世紀を代表するイタリアのオペラ歌手、 ルチアーノ・パヴァロッティです。 「神に祝福された声」と評された豊かで美しい声に魅了されます。 歌詞はラテン語のカトリック祈祷文を用いたものです。 シューベルト:アヴェ・マリア ズービン・メータ指揮 ロサンジェルス・フィルハーモニック テノール:ルチアーノ・パヴァロッティ 次にご紹介するのは華やかで親しみやすいステージで世界的な人気を誇る アンドレ・リュウ率いる ヨハン・シュトラウス・オーケストラの演奏です。 ソプラノの Mirusia Louwerseさんは1985年、オーストラリア生まれのソプラノ歌手です。 観客の頬を伝う涙が感動的なステージです。 この演奏も歌詞はラテン語のカトリック祈祷文を用いたものです。 シューベルト:アヴェ・マリア アンドレ・リュウ指揮 ヨハン・シュトラウス・ オーケストラ ソプラノ:Mirusia Louwerse 最後にご紹介する動画ではシューベルトが元々作曲した時の歌詞、 ウォルター・スコットの詩を アダム・シュトルクがドイツ語に訳したものが使われています。 下記のタイトルをクリックしていただき、リンク先のyou tubeでご覧ください。 マルク・ピオレ指揮 ミュンヘン放送管弦楽団 ソプラノ:Annette Dasch いかがでしたか?こちらも聴いてみませんか?.

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フランツ・シューベルト

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《 エレンの歌 第3番》(: Ellens dritter Gesang, Ellens Gesang III)作品52-6(D. 839)は、の最晩年の歌曲の一つである。 に作曲された。 伸びやかで息の長い旋律ゆえに、シューベルトの歌曲の中では最も人気の高い一つであるが、作曲者の死後から2世紀近い現在でも、いくつか誤解もされている。 その一つは、元々の歌詞に「」と出てくるために、この歌曲がであると思われていることである。 この歌曲は、しばしば《シューベルトのアヴェ・マリア》と呼ばれている。 スコットの詩における「湖上の貴婦人」ことエレン・ダグラスは(はの人で、この「湖」とはロホ・カトリーン()のことを指している)、父親とともに、城主である王の仇討ちから逃れるために、「の」近くに身を隠している。 ダグラス親子は、王に追放されてからこの方、であるロデリック(Roderick Dhu)に匿われてきたのであった。 エレンが、に助けを求めての言葉を口ずさむと、その声は、氏族を戦いへと鼓舞せんと山深いところにいたロデリックの耳元にも届いた。 《エレンの歌 第3番》は、の寒村シュタイレク(Steyregg)にあるヴァイセンヴォルフ伯爵夫人ゾフィーの居城で初演されたため、後にこの伯爵夫人自身が「湖上の美人」として知られるようになった。 この歌曲の開始の文句で反復句である「アヴェ・マリア」(ラテン語で「めでたしマリア様」)は、シューベルトの旋律に、に伝統的なラテン語の典礼文を載せるという発想に行き着いた。 こうしてシューベルトの旋律にラテン語典礼文を載せて歌うことは、現在しばしば行われており、そのためシューベルトが素より典礼文に曲付けして、《アヴェ・マリア》という宗教曲を作曲したのだと誤解される原因となった。

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